今までいかに、糖質を中心にした、食事をしていたかにより、個人差はありますが、けっこう反動が出てきます。脱水ぎみになったり、低血糖気味になることがあります。

いかに糖質中毒状態だったのか?不健康な食事をしていたのか?自分の状態を知るのにもファスティングはすごく意味のあるものになります。

特に糖質中毒気味の方や、きっちり今まで3食、4食食べていた方は、最初に以下のようなトラブルが起こる方もいます。ですがこれも続けていく上で身体が本来の働きを取り戻し様々なトラブルも起こらなくそしてより健康的な

頭痛

ファスティングをしているときに、頭痛を感じることはよくあります。

主に塩分不足が原因ではないかと考えています。 頭痛を起こさない為、あるいは、頭痛を抑えるためにボーンブロスなどをのんでもっと塩分を取ってみて下さい。

できるだけ鎮痛剤は使わないようにしましょう。   続けていくことで頭痛の持ちの方の頭痛の回数が減ったという報告も多数あります。

疲労感

ファスティングを始めると、糖を燃やす段階から脂肪を燃やす段階に移行するのにともなって、最初は疲労感を覚える事があります。

これは1〜2ヶ月ほどでなくなり、逆にもっと活力が湧いてくるようになります。体が変わってくると、かえって食べた後の方が疲労感が増します。

私も朝から晩まで一切食べないこともありますが、10時間近くノンストップで患者さんに施術し、喋り続けていられるくらいエネルギーに溢れています。 

唇が渇く

意外に感じるかもしれないが、唇が乾くのは水分を摂りすぎていることと、塩分が不足していることのサインだと思って下さい。

そんな時はボーンブロスなどを飲んで、こまめに塩分を摂取しましょう。 

【めまい】

軽い脱水状態のときに、めまいを感じる事があります。特に始めた頃は1日中塩分、水分を摂るのを忘れないように。 ボーンブロスなどを飲んで、塩分を積極的に取りましょう。

ファスティングをする事で高血圧が落ち着く人もいます。高血圧の薬を飲んでいる人は、ファスティングを始めたあとにめまいを感じることがあれば、必ずかかりつけのお医者さんに相談して下さい。

薬の服用量を少なくする必要があるかもしれません。私の母親も70歳を過ぎファスティングを始めましたが、1年後には全ての生活習慣病の薬を飲まなくなりました。

寒気

ファスティングをしている時に寒気を感じる方がいます。身体の代謝がケトーシスの状態に入ろうとしている状態です。 今までグルコースを燃やしてエネルギーを代謝していたのを、脂肪を燃やす回路に切り替えている時の移行が少しうまくいっていないために、体が温まりにくく冷えを感じます。ですが心配しなくても大丈夫です。

体が脂肪を燃焼させるようになれば体温は上がり、糖を燃やす段階から脂肪を燃やす段階へと切り替わっていきます。35度台の体温の方が36.5℃近くまで上がったという報告も聞きます。

便秘

ファスティングをするとインスリン値が下がります。すると、体内の水分を体外に排出しなさい!と言う信号が腎臓におくられます。

それにより初期の頃、軽い脱水症状になったり、便秘になったりすることがあります。

ファスティングをしていない日に葉物野菜や食物繊維を多く取るようにしよう。 ファスティング中は、必要ならばエプソムソルト(硫酸マグネシウム)を入れたお風呂に浸かったり、塩分と水分を摂るのもおすすめです。

長期ファスティングをすると便秘になるのではないかと思う人がおおいのも確かです。実際、その期間は腸に何もない状態です。長期ファスティングをしているときに排便がなくても、腹痛がないようなら問題ありません。  

下痢

ファスティングをしているときに便秘ではなく下痢することもあります。そういった場合は小さじ1〜2杯ほどのチアシードかサイリウムハスクを水をに混ぜて10分待ったあと、それを飲んでみて下さい。

チアシードとサイリウムはどちらも消化管で余分な水分を吸収してくれるので、軟便とともに排出される水分を少なくしてくれる効果があります。

膨満感

膨満感(お腹のはり)があるのは、塩分の取り過ぎによって体が水分を貯留しているからかもしれません。

そんな時は塩分の摂取を控えたり、ボーンブロスや塩分が入った飲み物ではなくて、水を飲むようにしてみて下さい。  

中にはもともと胃腸が弱い方などに、脂質の多い食事を摂った後に胃もたれする方もいらっしゃいます。そのような時は脂質の摂取量を控えたり、良質な青魚や食物油から摂取するのも良いです。

【口臭と味覚の変化】

ファスティングを始めると、口の中が金属の味がすると言う人が時々います。 他にも、息がマニキュアの様な臭いがするとか、フルーツ臭がするといったこともあります。

これは、体がケトーシスの状態になっていることを示しています。 ケトン体_βヒドロキシ酪酸、アセト酢酸、アセトン は尿や呼気と共に排出され、臭う事があり(例えばアセトンはマニキュアに含まれる成分) こうした臭いや味は、そのうちに感じなくなっていきますが、最初の数週間は、いつもよりも頻繁にうがいや、ハミガキをしたほう良いと思います。  

これら様々な初期の症状もボーンブロススープをうまく取り入れていただければ ほとんど解決できます。ぜひ一度作って試してみてください。ファスティングを辛くないものに手助けしてくれます。